新大阪発

だいたい関西人の話をしています。

ほぼ10000字インタビュー:24から感謝届けられました

 

 

特別連載:京セラドームから見た景色

第一回目のお相手は@babibebtmn(ゆっぴ~)さん

NEWS、KAT-TUN関ジャニ∞のファンを経て、関西ジュニアのファンになったというゆっぴ~さん。関西ジュニアのファンになったきっかけは?と聞くと「ジャニ勉に出ていた関ジュを見て、ですね。まあもうその人は居ないんですけど。」と笑って答えてくれた。BOYS、7WEST、藤井流星、そして現役の関西ジュニアまでも応援し続けているという彼女の目に、あの日の京セラドームはどう映ったのだろうかーーー。その本音に迫った。

 

 

ー行きたくても行けなかった場所、京セラドームー

 

ーゆっぴ~さんは、2日間、3公演とも参加されたということでしたが、まず京セラドーム公演が決まった時のお気持ちはどのようなものだったんでしょうか?

はい、思っていたよりも早いなという感想でした。

ー早い?それは意外と淡白な感想ですよね。

そうですね…。「早い!すごい!」みたいな割とあっさりとした気持ちでしたね。嬉しいという気持ちも、もちろんあったんですが…正直、京セラって思い入れがあんまりないんですよ。何度も通っている東京ドームと違って、地元ではないっていうのもありますし…、あ、いや、逆の意味ではあるのかな。

ー逆の意味というと?

京セラって行きたいけど行けなかった場所なんですよね。京セラって聞いて真っ先に思い出すのがエイトの単独カウコン*1なんですけど、それにほんとーに行きたかった。でも行けなかったという気持ちが強くて。

ー単独カウコンといえば、当時のBAD、BOYS、VeteranがBIG GAMEを披露していましたね。

そうなんですよ!だから尚更、行きたかった、見たかった。けれど叶わなかった場所、というイメージで。ずっと遠い、関係のない場所のような気がしていました。

ーということは、今まで京セラドームに行かれたことはなかった?

はい、まあ単純に倍率が高いし距離的にも遠いから避けてたっていうこともあるんですけどね(笑)あ、だから「やっと行けるな」とは思いましたね。

ーなるほど。実感が湧かなかったということでしょうか。

あ、まさにそうですね!当日も全然、会場に入るまで実感がなかったです。

ーゆっぴ~さんは、初日の座席がビスタだったとお聞きしたのですが。

そうなんですよ!ビスタでした。初京セラで初ビスタです。

ービスタというとあまり良いイメージがありませんよね?チケットが来た時、どう思いましたか?

「なんか見たことない表記がしてある!」っていうのが最初で、まあその時点で「あ、これが噂に聞くビスタかな」とは思ったんですが、ググったらやっぱりそうで「あー来ちゃったよ」って感じでしたね。

ーやはり良いイメージではなかったですか(笑)

はい、めちゃくちゃ嫌われてるじゃないですか、ビスタ(笑)だからやっぱりテンションは下がりましたよね。でも、こんなこと言うとあれなんですけど…「ビスタ、来るかもな」って思ってて、だから「ほらやっぱり来た!」みたいなちょっと笑っちゃう感じではありました。私そういう引きの弱さ?というか強さ?があるんですよ。

ーそれはすごい。それでは想定の範囲内だったと。

そんな大袈裟なものでもないんですけど(笑)私としてはテンションが下がりつつも笑ってしまう感じでしたけど、友人にはとにかく申し訳なかったですね。嫌われてるので。やっぱり(笑)

ーなるほど。ビスタ席は本人確認が厳しいと聞きますが。

それは確かにそうでしたね。そこが煙たがられる理由でもあると思うんですけど(笑)会員証と身分証が必須で、本人確認の時、確か私マスクをしてたんですけど、外してくれって言われたと思います。

ー噂通りそこは厳重ということですね。そこからはどういった流れになるのでしょうか?

エレベーターに乗って部屋…ビスタルームに案内されましたね。本当にホテルの部屋みたいになってて、中まで案内してくれたと思います。中に入るとソファとかテレビとかがあるんですけど、それは使わないでくれって言われました。あと写真撮影も禁止でしたね。

ーなるほど、ホテルの部屋ですか。では席はどのように?

そのソファとかテレビとかがある部屋の外に席がある感じですね。ベランダのイメージが一番近いかもしれません。

ービスタといえば「本人確認」、あとは「高い」「遠い」というイメージがありますよね。

あ、思ってたより高くなかったんですよ、それが。ビスタって6、7、8階があるみたいなんですけど、私が入ったのは6階だったので、スタンド最高列のすぐ後ろにあって、そこから一段高くはなってるんですけど、ほとんどスタンド席ですね。見える景色は変わらないのに、規制退場もなく、専用のトイレまであってすごく快適でした。

ー専用のトイレまで!

そうなんですよ!部屋にそれぞれトイレが付いていて…イスもなんか高級感のあるイスでフカフカだし、自分のテリトリー?というのかな、隣の席との間隔が広くて。あとなんか席に小さいテーブルもついていて、そこに双眼鏡とか置いてたんですけど、とにかくめちゃくちゃ快適でしたね!

ーそうなんですね~!ビスタ席のイメージが変わりました。見てみたいな。

あ、写真は撮れなかったんですけど。イメージはこんな感じです

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(ゆっぴ~さんによるビスタのイメージ画)

 

ーすみません、わざわざありがとうございます!

とんでもない!伝わりづらくてすみません。(笑)

 

予想に反し快適だったというビスタ席。前段階では実感が湧かなかったというコンサート本編はどうだったのかー。

 

ー流星くんの最初の挨拶で呪縛が解けた

 

ーコンサートの本編は、サンタに扮したジャニーズWESTのメンバーの映像から始まりますよね。

そうでしたね、京セラドームの画面にその姿が映し出された時、やっと「あ、京セラドームだ」と思いました。

ーそこで初めて実感が?

会場に入って、まああの席が上の方だったので「人がいっぱい入ってるなあ」という感じで徐々に気持ちは高まってたんですけど。会場のみんながBGMで歌ったりもしていて(笑)より強く実感したのはやっぱりそこですね。「大きい画面に映ってる!」という感動と、実感が…

ーそして、一発目の曲は「ええじゃないか」。

うん、これしかないよな、と(笑)。重岡君を筆頭に「ええじゃないか」の掛け声で始まって「これは絶対楽しいコンサートになるな」と確信しました。

ー感動のイメージが強いコンサートだと思うのですが、「楽しさ」を確信されたんですね。

感動ももちろん、あったんですけど。やっぱり振り返ると「楽しい」が強いですね。全体を通してハッピーなコンサートだったと思います。クリスマスだったというのも大きかったんじゃないかな。やっぱりどこか特別な日っていう感じがするから。

ー「クリスマス」だということはメンバーもたびたび強調していましたよね

そうですね。「俺たちを彼氏だと思って」みたいなことを言っていたような…あ、照史くんが、OP挨拶で「彼氏には見せられない景色を見せる」って言っていて「惚れる!!」と思いましたね(笑)実際クリスマスを2日間空けるのって大変だったので、彼氏的な意味ではないんですけど(笑)あっくんがそこまで言ってくれるなら、今日まで大変だったけどやっぱり来てよかったわーと思いました(笑)

ークリスマスということも重なってより特別な日になったということですね。「思い入れがない」と言っていたゆっぴ~さんですが、実際には3公演とも号泣していたと聞きました。

はい…(笑)そうですね、自分でもびっくりするぐらい泣きました(笑)

ーファンの方はそれぞれ思うところがあったと思いますが、ゆっぴ~さんが涙したポイントというのは?

最初に思ったのは、流星くんの挨拶ですね。多分そこで涙腺が弱まりましたね。

ー大分序盤ですが、藤井くんは何を?

大画面に映し出された流星くんが京セラドームのペンライトの波を見て

、本当に感動しているような表情で「こんな絶景をプレゼントされたら、お返ししなきゃね」って言ったんですよね。なんかその表情と言葉で、上手く言えないんですけど…色んなものがスッと消えた感じがしたんですよ。色んな呪縛から解き放たれたような。

ー色んなものというのは、デビュー時のことでしょうか。

それもあるし、出る出る詐欺…G公演のこと、あとデビューしてからの自分の気持ち…とか本当に色んなものですね。

ー自分の気持ちというのは?

うーん、なんか色んなものについていけなかったというか。環境が変わって、周りの熱量と自分の熱量の違いに悩んだりとか、ファン同士の摩擦とか…どんどん大きくなっていくWESTを寂しく感じたりとか、そう感じてしまう自分がすごく嫌になったりとか、そういう色んな気持ちが一気に浄化された感じでしたね。浄化された分、緩んじゃったんでしょうね、そこからはもう…ジュニアメドレーで完全にやられました。

ーメンバーが関西ジュニア時代に歌っていた曲を披露したメドレーですね。ジュニア時代の映像も流れていましたよね。

そうなんですよ、映像の中のオルゴールが開いたら、時間が巻きされていって、順番にWESTの映像が流れていくという演出だったんですけど、デビュー時の屋上で踊ってる映像見たときにもうブワアーって。(笑)ダメなんですよね、本当に。あの映像に弱くて。何回見ても泣けるんですけど、そこで泣いてたらジュニアのときの映像になるし、もう更に色んな事を思い出しちゃって。今ここに居る人はもちろん、居ない人のことも思い出して、ジュニアを応援してた時の、楽しいとか悲しいとか懐かしいとかとにかく色んな気持ちが押し寄せてきて涙が止まらなくて。そしたら映像で歌ってる淳太くんの後ろに、燦然と輝く淳太うちわが目に入って「これぞ関ジュ担!」と思って笑ってしまったりとか忙しかったですね本当に。(笑)

ーそこから桐山くんと中間くんのアメフリ→レインボーが始まって

大号泣ですよね(笑)あの曲ずるいんですよ。もう曲自体がイントロの時点で泣かしにかかってると思うんですよね。で、二人が当時の衣装で出てくるじゃないですか。もーう、なんか泣きすぎて本当に声出は出るし…その後に濵ちゃんのStay goldになって、さらに泣いて若干腰抜かすっていう(笑)立てなくなっちゃって。本当にビスタでよかったなと思いました。周りの人に迷惑かけずに済んだので(笑)もう涙腺が仕事放棄しておかしくなっちゃってたんですね(笑)

ー重岡くん、神山くん、藤井くん、小瀧くんは7WESTの時の衣Dial upを披露していましたね

そうですね、すごく可愛かった!泣きながら「可愛い~!!」って笑ってました。私4人になってからの7WESTも大好きだったんですけど、4人で何かやることってほとんどなかったんですよね。だから見られて嬉しかったです。神ちゃんが十八番の大砲打ってくれたりして微笑ましかった。

ーメドレーの選曲に不満はなかった?

うーん、どの曲も大好きだったので、メンバーが思ったこれがベストだったんじゃないかなと思います。実際すごく盛り上がって私も楽しかったので。何が来ても「あれが見たかった」とは思うだろうし、ただ、個人的に濵ちゃんが「Give Me」で7WESTが「君まぼ(君の罠だけ幻でもかまわない)」だったら、泣きすぎて死んでたなとは思いますね(笑)。だからよかったです(笑)

 

ー心の底から願っていた未来が叶ったー

 

ーセットリストの選曲で特に印象に残っているものは他にありますか?

そうですね…一つには絞り切れないんですが、「CHOーEXTACY」、クリスマスメドレーの「Sexy summerに雪が降る」、「one chance」、関西ジュニアの「BIG GAME」

は特に印象に残っています。

ーそれでは、一つずつお伺いしたいのですが、まず「CHOーEXTACY」を選んだ理由というのは?

裏切られた!という印象がすごく強くて!曲が流れる前の映像が「クラブに集まったジャニーズWEST」っていうテーマだったと思うんですけど、それがすごくカッコよくて、たぶんこの後「PARTY MANIACS」だなと思っていたら「CHOーEXTACY」が流れ始めて「思ってたのと違うぞ!しかもめちゃくちゃカッコいいぞ!」っていう。いい意味で裏切られたので強く印象に残っています。

ーモニターの映像も煌びやかでしたね。続いて「Sexy summerに雪が降る」は?

てんどん…(笑)。単純にすごく面白かったです。あとセクサマ大好き芸人なので(笑)セクゾの曲って松竹座でよくやってるイメージがあって、フリも覚えやすいので一緒に踊っていた記憶があります。とんちき曲とてんどん、ジャニオタ好きじゃないですか!?(笑)

ー「one chance」についてはいかがでしょう?

流星くんの出演したドラマの主題歌ということで、もともと思い入れのある曲なんですが…京セラドームのような広い場所で聞くっていうのはいいですね…やっぱり(笑)なんかすごく感動しました。「one chance」を見ながら「あーこれが見たかったんだな」と思いました。デビュー前に私が望んでたことってこれだったなって。流星くんがドラマに出て、そのドラマの主題歌を流星くんが歌う、そしてその曲でファンが盛り上がる。ドラマ中のセリフをみんなで叫んだりとかね、それって心の底から願っていた未来だよな、叶ったんだなって、思いました。さっき、大きくなっていくWESTに対して寂しい気持ちを持ってたって言ったんですけど、この曲を見て改めて「私は大きくなることを望んでたんだよ」って思い出したというか…。

ー寂しい、という気持ちについてもう少し詳しくお聞きしたいのですが、どこから来る気持ちだったのでしょうか

今までジャニーズWESTを知らなかった人がその名前を口にしていくっていうのが嬉しくもあり、どうしても遠くなってしまうような気がして寂しかったんでしょうね。なんだろう、特にWESTの年下メンバーって年も近いし、学生時代を同じ時間軸で過ごしてきたので、どこか地元の友達的な気持ちになっちゃったんですかね。自分はずっと地元にいるのに、他のみんなはどんどん地元を離れていっちゃうみたいな。通常のコンサートもアリーナ規模になって、物理的な距離も遠くなったから余計…だからドームで歌って踊ってる姿を見て初心に帰ったというか。

ー「one chance」のパフォーマンスを見て関西ジュニアを応援していた時の気持ちに戻られたんですね。それでは現役の関西ジュニアが披露した「BIG GAME」はどのようなお気持ちでしたか?

「ここでこれをやるのか」と。WESTのメンバーも踊ったことのある曲だし、最初にも話しましたが、個人的に京セラで見ることのできなかった曲なので…色んな面で「まさか」と思いつつ嬉しかったです。「BIG GAME」はカッコよかったですけど、全体的に関ジュのメンバーが楽しそうにバックについていたのが印象的でした。バックにいるジュニアって、メンバーの手の届かないところのお客さんを楽しませるっていう役割を持っていて、それが実際に出来るんだなって、見ていて思いました。

ー二日目のお昼公演は松竹座公演の関係もあり、関西ジュニアがバックには付いていませんでしたね

そうですね、寂しかったですけど、「ドームに7人しか居ないっていう景色も貴重だよね、見れてよかったね」って友達と話していました。

ー印象に残った曲について聞いてきましたが、印象に残っているMCはありますか?

MCについては正直あまり覚えていないんですけど(笑)。三つだけすごく覚えていることがあって、一つ目がしげりゅせ(=重岡、藤井)の話なんですけど、同じテレビ局でそれぞれ違う撮影があって、お互いがお互いの名前が書かれた控室の前で写真を撮っていたということが舞台上で発覚したところ(笑)。嬉しそうに「しげの楽屋の前で写真撮ったもん」って話す流星くんと「俺も撮った…(笑)」ってちょっと恥ずかしそうに話す重岡くん、どちらもすごく可愛かったですね。

もう一つは、これもまた重岡くんなんですけど、重岡くんがなにかの流れで「ワロタ」って言ったあとステージ上にあるジャニーズWESTの「W」をかたどったモニュメントを見て「ワロタのWや!」っていうところ(笑)。すごい笑顔ですごい重岡くん、と思いました(笑)

最後は、重岡くんが昔神ちゃんに怒られた話の中で「ジャックナイフ時代や」って流星くんかな?が突っ込んでた部分です。面白かった(笑)。

 

このコンサートを語る上で欠かせないのは、やはり最後の挨拶ではないだろうか。すべての挨拶を聞いたゆっぴ~さんは、どんな気持ちを抱いたのか。

 

ー流星くんが、泣いてるー 

ー本当にどのメンバーの挨拶も感動的だったと思うのですが

そうですね、特にオーラスの挨拶は、今までの振り返りみたいなことをずっと話していたので…どんどん涙腺が弱っていって流星くんで決壊しました。どんだけ泣いてるんだよって感じですけど(笑)

 ー挨拶の順番では、桐山くん濱田くん重岡くん小瀧くん藤井くん神山くん中間くんだったと記憶しています。

はい、そうですね。そうだったと思います。あっくんが順番にメンバーと出会ったときのことを話していって、それで小瀧くんも涙ぐんじゃったんじゃなかったかな。「何があっても守る」って言われたら泣くよな、と思いました。私も泣きましたし(笑)こんなに愛されてる最年少いないですよね。それを受けた小瀧くんの挨拶もすごくグッときて。「いろんな出会いがあって、悲しい別れもあった」…って。一瞬にして今は居ないメンバーの顔が浮かびました。「このメンバーでここに立つ事を想像してなかった」ってどこかで言ってたと思うんですけど、私も本当にそうだな、と。もともとバラバラのグループで活動していたから。まさかこのメンバーが一緒のグループになるとはと思いつつ、やっぱりこの7人でデビューしてくれて良かったなと思いました。あとはやっぱり流星くんの挨拶なんですけど…

-流星くんが涙した場面ですよね

はい…最初、流星くんがちょっとウルっときてるのかな、って思って。でも本当にまさか流星くんだけは、他の誰が泣いても泣かないだろうと思っていたので、まさかって。

ー最初は涙を堪えている様子でしたね

うん、「雰囲気変えていいですか」って客席を煽って…そしたら流星くんが涙こぼして

ーメンバーも「珍しい」と言っていました

本当に、びっくりしました。流星くんが、泣いてる!って…で、一緒に号泣してしまうという(笑)。流星くん、「泣きたくなかった。」「仕事で泣いたことないのに」って言っていて。そしたらメンバーも「知ってるよ」「いいよいいよ」って返して。本当に暖かい空気でしたね。

ーデビューのことにも少し触れていましたね

「いろいろあったけど良かった」ってそういうことを言っていたと思います。私も流星くんがデビューしてくれて、そう思ってくれて本当によかったと思いました。

ー最後を締めたのは中間くんでしたね

「泣くなー」って言われました(笑)会場大号泣だったので。淳太くんは…そうですね、毎公演、この場所に来られなかった人に向けてだったり、距離が遠くなったと思っているファンに向けてだったり、本当に色んなところに目を向けて話してくれていたと思います。

 

 

ー「ヲタクやめようかな」と思ったー

 

ー濱田くんも「距離は変わらない」と語っていましたが、淳太くんもさらに未来を見据えて話していました。

そうですね、どちらの言葉も…特に淳太くんの言葉は強く響いたかな。「もっと大きくなりたい、けれど自分たちは何も変わらない」っていうようなことを言っていたと思うんですけど…私、3公演目の途中ぐらいから「オタクやめようかな」って思っていたので(笑)

ーえっ!?そうだったんですか!?

はい(笑)なんかもう最初っから解放されすぎちゃって。もう思い残すことはないな、みたいな気持ちになってきちゃったんですよね。メンバーカラーに染まった京セラドームを見ながら、「ああもう辞められるな」って思ってました。

ー確かに、メンバー毎に変わるペンライトの色は圧巻でした。

そうなんですよ。特にクリスマスメドレーの時に、メンバーの立ち位置ごとに綺麗にペンライトの色が変わってたんです。「lovely xmas」はしげかみ(=重岡神山)の2人だけだから、綺麗に色が分かれるっていうのは多分、割とやりやすいし分かるんですよ。でも「snow!snow!snow!」のときに、あっくん神ちゃん流星くんが立っていて、そのメンバーの周辺が見事にメンバーカラーなんですよ。客席が綺麗にオレンジ緑青に分かれていて。誰が言ったわけでもないのに自然に。その景色を見た時、すごく感動して。本当に「もう思い残すことないや」って

ーそれが中間くんの挨拶で引き戻されたと?

そうですね、淳太くんが「もっと大きい場所に」っていう未来を語ってくれて、その後に「ついていくのがしんどいなって人が居たらその手を取りに行く」って言っていたんですよ。その言葉でグッと引き戻された感じでした。私ももっと大きい会場に居るWESTが見たいと思ったし…このままの自分のペースで応援していっていいんだなと思えたんです。あと、…私が好きだった関ジュが辞めた時にね、NMB48の「僕は待ってる」という曲をよく聞いてたんですけど、その曲を思い出しました。だから何か少し、おかしいですけど、報われた気がしたんですよね。その時のしんどかった気持ちが。

ー挨拶のあとは「All my love」でした。これもメンバーのその時の気持ちを表現したような曲ですね。

そうですね。別に、私のことを言われてる訳ではないのに泣けました。何回聞いても泣けますね。メンバーの後ろのモニターに歌詞が写し出されてたんですけど、それがたぶん手書きだったのかな?すごく感動しました。ちょっと本編の感想とは外れますけど、この曲と流星くんの少し苦しそうな、切なそうな声がすごく合致していて良いなといつも思います(笑)

ーそして本編は濱田くんの一本締めで幕を下ろしました。

師匠の一本締め、大好きです!この終わり方って綺麗ですよね。それを見るためにオーラスに行っているようなところあります(笑)アンコールで出てきた時にあっくんが「今世界中で俺たちが一番幸せ」って言っていて、その後にモニターに抜かれた流星くんの顔が、今まで見てきた中で本当に一番幸せそうな、慈愛に満ちた表情をしていて、それにこっちまで幸せをもらいました。流星くんのファンをしてきて良かったなって、胸が詰まりました。

ー沢山お話を伺ってきましたが、コンサート全体としての感想をお聞かせ願えますか?

やっぱり、楽しかったが一番強いかな!泣いたし、笑ったし、幸せだった!あとは、私「関西ジュニアが好きだったな!」って。

ー関西ジュニア、ですか?

はい。私ずっと関西ジュニアが好きで、でも、デビューが見えてくる中でいつの間にか流星くんしか見えなくなっていて。それでまあ、デビューのごちゃごちゃがあって、自分では思ってなかったけど、その時の事を意外と引きずってたんだなあって気が付きました。だって、今びっくりするぐらいジャニーズWESTのメンバーみんな大好きなんですよ。間違いなく今が一番好きですね。「私このみんなのこと、関西ジュニアのこと応援してたんだよな。その時描いてたものが形になったんだな、叶って良かった」って純粋に思えた。何度も言ってますけど、そういう色んなものから解放されて、本当に身軽にメンバー全員のことが好きだって言えます。本当はそのまま成仏しそうだったんですけど、現世にとどまりました。(笑)

ジャニーズWESTの皆さんに、何か伝えられるとしたら、どんな言葉を掛けますか?

「ありがとう」しかないですね。この場所に連れて来てくれてありがとう、この景色を見せてくれてありがとう。それに尽きます。

ーこれからも、ジャニーズWESTを応援していきますか?

もちろん!これからも、もっともっと色んな景色を見せてください。

 

  

取材後、ゆっぴ〜さんに声を掛けると「自分大好き人間みたいになってないですかね?大丈夫ですか?古株ぶってるみたいじゃないですか??」と何度も確認をしていた。呪縛から解き放たれたと語るゆっぴ~さん、彼女はこれからもジャニーズWESTを応援し続けるという。

彼女が、そしてジャニーズWESTが見る景色は、これからもどんどんと広がっていくだろう。

 

ゆっぴ〜さんにたっぷりと語ってもらったコンサート、「24から感謝届けます」のDVD/Blu-Rayは本日発売。

 

 

 

*1:COUNTDOWN LIVE 2009-2010 in 京セラドーム大阪